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TEPSS Dojo



eラーニング用語集

e-ラーニングで用いられる、Dojoに関係する用語を集めてみました。
  • A-G
  • H-Z
  • あ行
  • か行
  • さ行
  • た-な行
  • は行
  • ま-や-ら行

H

HRM, HCM(Human Resource Management, Human Capital Management)

HRM、HCMは、従業員の能力を企業の重要な経営資源ととらえ、各従業員のビジネス活動の成果や人材開発による能力向上まで含めて統合的に把握することで、従業員の能力を最大限に活用するとともに、継続的な人材開発を進める人事管理手法です。 HRMでは情報システムを活用することで、採用、評価、育成、配属、昇進昇格、給与に関する情報の統合的な管理が可能になります。従業員ごとに成果やスキルアップに対する評価を統合的に把握する点がポイントで、給与や福利厚生を管理する従来の人事情報システムとは大きく異なります。また、従業員のスキルを管理・分析し、それぞれの職務に必要な研修を実施することで効果的な人材育成が可能になります。人材育成はすべての従業員が対象になるので、その推進にはeラーニングを活用するのが効果的であると期待されています。しかし、情報システムの導入だけではHRMを実施したことにはなりません。評価の指標や内容を明確にして全従業員が納得できるようにすることが必要です。

L

LMS(Learning Management System)

LMSとは、eラーニングの基盤となる管理システムで、学習者のWebブラウザに教材コンテンツを配信するクライアント・サーバシステムです。LMSの基本機能は、学習者の登録、学習履歴の管理、学習の進捗管理、コンテンツ配信です。具体的には、サーバから個々の学習者に対し、事前に設定されたコンテンツを配信し、その学習履歴をサーバ内のデータベースに蓄積します。学習履歴はLMSに保存され、学習者が次回に学習するときは前回の続きから学習できます。また学習管理者は、学習者の学習履歴を参照できます。事前に設定された条件で学習者へのメールによる学習促進など、学習の進捗管理を自動的に行えるLMS もあります。 最近では、研修の受付など研修業務の管理機能も取り込んだLMSや、コンピテンシー管理の考え方に基づいたスキル項目の定義、スキル診断、教育カリキュラムの作成など人材育成管理を実現するLMSも出てきています。また、ナレッジマネジメントやHRM(Human Resource Management)と連携により、人材育成管理の枠を越えた企業の戦略システムの一環として利用される例も出てきました。 このように、高機能化が進むLMSですが、異なるLMSでも同じ教材コンテンツが利用できるように、最近ではSCORMと呼ばれる標準化の採用が進んできています。この標準化により、学習資源の共有化や、また高品質な学習教材の安価な入手が期待されています。

R

ROI(Return On Investment)

そもそも企業においては、ビジネスで収益を上げることが究極の目的で、eラーニングは収益を上げることを効果的に補完する手段のひとつにすぎません。e ラーニングの導入も、研修出張費の削減といった部分的な最適化でなく、ビジネスで収益を上げることに対する戦略的な意思決定として行われるべきと言われ始めています。このような企業全体を経営的あるいは財務的な観点から見る際に有効な指標がROI(投資効果)です。eラーニングへの投資がどれだけ経営利益や収益に結びつくのかを評価し、投資の戦略的な意思決定を行うためにROI(投資効果)が重要なテーマとなってきています。 eラーニングのROIは、eラーニングを導入することで得られた利益を、eラーニングにかかったコストで割ることで簡易的に求められます。投資対効果に熱心なアメリカでは、産業教育業は教育の投資効果の研究が盛んで、2002年にはASTD主催のROI Networking 2002が開催され、多くの事例が発表されました。日本でも、今後はeラーニングのROIがより大きな関心を集めるようになるでしょう。

S

SCORM(Shareable Content Object Reference Model)

SCORMはeラーニングのプラットフォームとコンテンツの標準規格です。eラーニングでは、通常のWebサイトのようにHTMLにより画面を表示するだけでなく、演習問題の表示・正誤判定・採点、学習時間・演習解答習得状況などのログ取得を行う必要があります。これらの機能は通常のWeb技術、つまり、CGIやJavaなどを使えば実現可能で、教材を一塊のWebアプリケーションプログラムとして作りこんでしまうことも可能です。しかし、このような教材は別のサイトへの移植は非常に困難です。 このような問題点を解決するためにWBTを構成する際に、各教材に共通の機能と教材ごとに固有の機能を分離し、共通部分をLMS(Learning Management System)、固有の部分を教材コンテンツとしてとして開発する、という発想が出てきます。LMSとコンテンツが分離していれば、コンテンツ部分だけを開発の対象とすれば良く、異なるLMSに載せることも簡単に行えます。 LMSとコンテンツを分離するということは、両者間のインターフェースややり取りするデータの形式を規定するということです。SCORMはこのような LMSとコンテンツの間のインターフェースやデータ形式を規定した標準規格で、アメリカのADLという団体が作成しています。最新版はSCORM Ver.1.2です(2003年7月時点)。SCORMでは、コンテンツはLMSに読みこまれる階層型コース構造、Webクライアント上で実行される SCO(Shareable Content Object)、および、コース構造に付属するメタデータから構成されており、コース構造のXMLによる表現方法、および、SCOとLMSの間で演習問題の結果や学習経過時間を通信するためのデータ形式が規格として定められています。 SCORM規格が普及すれば、利用者側は多くのコンテンツベンダーの教材を自分のLMSで使用することができ、逆にコンテンツベンダーにとっては、開発したコンテンツが複数ベンダーのプラットフォームで使用可能となるため、コストをかけずにコンテンツの販路を拡大することが可能となります。このように標準化は、低コストで高品質なeラーニングサービスの実現に必須の要素ということができます。

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